フライロッドを片手に雑誌をつくった―27人が語る、『FFJ』と『フライの雑誌』をつくった編集者のこと



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フライロッドを片手に雑誌をつくった―27人が語る、『FFJ』と『フライの雑誌』をつくった編集者のこと
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日本のフライフィッシングの草分け

私がフライフィッシングを初めてまもなく,フライの雑誌が創刊された。むさぼるように記事を読みあさった。
あの時代を,中沢さんの姿を通して多くの関係者の方々が語ってくれている。
「今思えば・・・」ということがかなりあり,感慨深かった。
中沢さんの思いを継いで

中沢さんが亡くなってから2年が経ちました。
『FFJ』にしろ『フライの雑誌』にしろ、ぼくはぼくなりに「これからどうなっていくんだろう?」と傍目から心配をしていました。
しかし、どちらもたくましく生き続けているようです。
ぼくが心配するのは不要なほど、その雑誌の中には脈々と中沢さんの「野武士」の魂が生き続けているかのようです。

その中沢さんのお弟子筋にあたる倉茂学さんが「渡渉舎」を立ち上げた。
その最初の本が、この「フライロッドを片手に雑誌をつくった」だ。

中沢さんを知る26人が、その思いを語ったのがこの本だ。
ぼくも中沢さんをよく知っているわけでもないが、雑誌創刊当時のフライフィッシングやそれをとりまく渓やサカナや漁協のことなど、ほとんど知らなかった世界を垣間見ることができた。

その中で印象に残ったのが、倉茂さんの原稿の中の中沢さんのことばだ。

「私はヘンリーズフォークやシルバークリークやマジソン川に対して、日本の里川と種類こそ違うが似たものを感じたのだ。釣り場に漂っている人と川との親密さのようなものを…。そして、だからこそマジソン川でも面白くていい気分の釣りが楽しめたのではないか、と。」(p.062)

渓の源流へ源流へ、人の手のはいっていないところへ、と遡行しがちだが、フライフィッシングはそうではない楽しみもあるのではないか。
きちんと人の手によって管理運営されている渓の面白さ・楽しさもあるのではないか。

そんな中沢さんの声が聞こえてくるように思います。



渡渉舎
海フライの本―はじめての海のフライフィッシング
夜明けの森、夕暮れの谷