「ニート」支援マニュアル



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今までニート本をいろいろ読んできたが…

玄田有史『ニート フリーターでもなく失業者でもなく』以来、数々の「ニート本」が出版され、
ひとつのジャンルを築き上げているようだが、
この本はその中でももっとも良心的なつくりになっている。
とくに関心したのはニートの特徴のひとつである「コミュニケーション能力のなさ」について、「仕事以外の何気ない雑談ができない」ことを喝破していることだ。
他の本では単に「コミュニケーション能力」としてしか扱われていない。
読んで画期的、パラダイム転換を感じました。

 読んで頭にちらついたのは村上龍の「13歳のハローワーク」でした。「本当に好きなことを仕事にしませんか?」というコピーで売り出された本のことです。
 「ニート」支援マニュアルでは、本当に好きなことを仕事にしなければという社会の空気が、自分にフィットした仕事探し、自分探しへと若い人を向かわせ、結果的にニート状態の若者を作り出す一因となっていると書いていると思いました。
 執筆当時20代であった著者が20代の目線で書いたこの本と、年配の村上龍が若者向けに書いたあの本、二人の著者が本の中で述べている意見のどちらが、今の若い人のリアルをより想像できて述べているか、この本を読むと二人の著者の仕事観に対する考え方の違いに注意が向く人もいるんじゃないでしょうか?僕はその一人です。
 ニートであってもなくても、仕事選び、今の仕事が自分にあっているのか等を考えている人なら読む価値はあるのではないかと思いました。
世間へのニート説明と、親御さん向けかな。

ニートについての知識がわかったが、当事者の私にはあまり参考にならなかった。
しかし、人とのつながりから仕事になっていたり、ヤングジョブスポットなども知ることができたのはよかった。

私は抗うつ剤飲む量増やしたり、ボランティアや空手で積極的に出て行き人と関わったり、ヤングジョブや引きこもり支援団体で友達作ったり、自己啓発本を多く読んだりして、単発のアルバイトだがまた働けるようになった。


私の読んだ限りでは、最善のニート本

1、この本のいいところ
(1)世間、保護者、ニート本人、支援者という多角的な視点からニートを見ようとしているところ。
(2)ニートを卒業した人の事例が載っているところ。
(3)ヤングジョブスポット、ジョブカフェ、若者自立塾等、相談機関についてのの情報が満載なところ。
(4)社会問題(ニートではなく、働くこと全体の問題)についても言及しているところ。
2、この本のよくないところ
 1、(4)はこの本の魅力のひとつでもあるが、よくないところでもある。たとえば、労働現場においていじめがあったり、暴力があったりしたのを指摘したのはよいが、記述のトーンはそれを批判していない。ニートの支援の本だから仕方ないのかもしれないが、このような内容ではニートの人の心には届かないだろう。親だけが納得しても、本人が納得しなければこの本の意味がないと思い、あえて指摘した。
3、結論
1、は星5つ。2で1つ減らして、星4つ。でも、ニートをテーマにした本では私の読んだ限りでは一番の出来。興味のある方、本人がニートで苦しんでいる親御さんは、ぜひ、ご一読を。
淡々と、前向きで、実際的

ニートに対する分析や、原因の究明や、ニート本人・家族社会への批判を一切含んでいないという意味で、社会に対して物申したい人には向きません。
また、誰かを元気づけるための本でもありません。
とても淡々と、ニートを支援する方法を述べています。目次を見ていただくと分かるように、ニート本人、家族、支援者など、いろいろな立場の人へのアドバイスがQA形式で列挙されています。
挙げられているアドバイスの内容も、実務家らしい現実的なものばかりで、夢のような特効薬を提示しているわけではありません。個別的・包括的に、粘り強く、というメッセージが中心です。
ですが、実際に問題に直面している人には取り組みやすいものなのではないでしょうか。私は実際にニートを支援する立場になったことは無いので、検証はできないのですが、無茶な要求が少ないと思いましたし、カウンセリング技法の論理療法に通じる考え方も見られて、非常に興味深く感じました。
現在日本には80万人ものニートがいるといわれているそうですが、直接関わる人はもちろん、そうでない人にも、多くの人に読んでもらいたい本です。



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