どうしても株をやる気になれん。なんで?
〜この本読んだ後、長期投資かインデックスファンドなら堅実にリターンが期待できるのか?とおもって投資を始めようかと思ったけど、やめた。これらがリターンがよかったのは、この本の出る前の20年とか30年とかであって、これからもそうかっつーとそうでない可能性があるなーと何となく思って。「今までそうだったからこれからもずっと」とか「たくさんの〜〜人が儲かってる(ように見える)から自分も」って安易に考えるのはまずいんじゃないの?っていうのが不滅の真理かなーと思ったので。〜
長期個人投資家におすすめ
この本は、将来の株価は予測不能であることを説いている。特に過去の株価パターンから将来の値動きを予測するテクニカル分析には 強烈に反論していて、著者の考えとともにそれを裏付けるデータもあり 説得力がある。 またファンダメンタル分析に関しても様々な研究により、信頼できないことを 実証している。 著者の論ずるのはどの方法を用いても、長期的に市場平均を持続して打ち負かすことは困難である。よって分散投資による長期投資をすすめている。 この本は個人で長期投資をする人には必読の書であろう。 著者の意見に賛成する人はもちろん反対する人も読んでおいて損はないだろう。
常に市場平均を上回る投資法は?
「ファンダメンタル価値」学派と「砂上の楼閣」学派も結局は市場平均に勝つことは出来ない。 インデックス・ファンドをドル・コスト平均法で取得しじっと待っているのが一番です。 これがこの書の結論ですが、それぞれの学派、株式市場の歴史が分かりやすく書かれてあります。 これから株式投資を始めてみようという方や、買いと売りばかりで手数料を差し引くと全く利益を上げていない方は必読です。 また、ライフサイクルとアセットアロケーションについても書かれてあり、自分が何のために資産を形成し運用していくのかをはっきりとさせないことにはリスク許容度も測定できず、期待リターンを確定できないという現実を突きつけられました。
文学的ニュアンスをも備えた投資の教科書
非常にページ数が多く、その意味ではある程度の我慢を強いられる著作。 しかし、その内容は非常に明快、かつ論理的。 過去の実績、分析からは将来の市場の流れを予測できない、という論旨を 様々な角度から論証している。 長いストーリーの本だが、著者の要旨は一貫しており、全く混乱しない。 思わず笑ってしまう文学的表現が散りばめられているのもすばらしい。 特に若い方にはおすすめの一冊ではないだろうか。
変な株本にだまされないためにも
株式投資を「娯楽・ギャンブル」ではなく、「資産運用」と考える人にとっては必読の書だと思います。日々ロウソク足を眺めて売買を繰り返す人と、手数料の低いインデックスファンドを買ったきり放っておいた人とどちらが儲かったのか?この本は株売買における「迷信」を払拭するのに最適です。余計な知識にだまされないためにも、この本は読む価値ありです。 でも、「株はギャンブルじゃ!」という人は、この本の結論を乗り越えて自分の力を信じて楽しむのもいいですけどね(ただし、余ったお金で)。
日本経済新聞社
インデックス・ファンドの時代―アメリカにおける資産運用の新潮流 ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 賢明なる投資家 − 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫) 世界一わかりやすいほんとうのお金持ちになる法
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